

ふきたっちゃぁ、金沢の漬けもん用の菜っ葉ねんちゃ。江戸時代に城南と笠舞で作り始めたげんけど、それから金沢中で作られるようになったらしいわ。冬から春も早いうちに出回る地野菜のひとつで、普通のうちのおかずやわいね。ま、「おふくろの味」ちゅうやっちゃ。
小松菜かって吹立とは兄弟同士ながやぞ、地物のかぶの「くくたち」から出来たものらしいげんわ、金沢の人らっちゃぁあんまりかぶの葉っぱなんか食べんけど、かぶの葉っぱかてばかにしたもんでないげんぞ、栄養かってすっげぇげんから。
ふきたっちゃ他に「くきたち」やら「おそ菜」やら「てんば菜」ちゅうがにも呼ばれとるげんけど、「てんぱ」ちゅうがは、漬けもんにしても重しのしたからニョキニョキーっと頭出してきて、花まで咲かすがやといね、ほっから、「おてんば娘」みたいやちゅうて付いた名前ながやと。「吹立」の名前の方は春んなるといっぺんにとうがあがるとっから付いたらしいわ。どっちにしても、この菜っ葉のがんこきっついとこわかるやろ?ほんな菜っ葉や。