

茄子はインドで出来たもんらしいげんけど、地方によっていろんな品種があるげんちゃ。大きいがに分けると「丸ナス」「長ナス」「卵形ナス」の三つに分けられれんわ。今、日本で一番たんと作られとるがは「中長ナス」の「千両」ちゅう品種やけど、ほりゃ何でかちゅうと、作りやすいがと、どんな料理でも合うような性質やさかいねんわ。
ほんで、われらが「ヘタ紫なす」ねんけど、こりゃ「卵形ナス」の仲間ねんわ。地元の金沢じゃ「丸なす」たら「小立野なす」なんて呼ばれとって、かえって「ヘタ紫なす」なんちゅう名前のほうが知らんかもしれんわ。よー見る「中長ナス」よりちっちゃいし、コロンとしとる。なんで「ヘタ紫」ちゅう名前なんかってゆうと、普通のナスはへたの下は白っぽーなっとるけど、「ヘタ紫」のヘタの下んとこは白ないちゅうがらしいわ。つまり、ヘタの下まできれいな紫色しとるちゅうことねんといね。ほーかね?やっぱ白いような気ぃするけどね。
金沢じゃー「漬けなす」ちゅうて、昔っから漬けもんのナスに決まっとるようなもんながやけど、煮物もまあまあやね。私なんか炒めもんやら揚げもんにもつこうけど、別におっかしこともないて。やってみるまっし。
はっきり言わしてもろたら、「中長ナス」なんか一年中在るがいね。そのてん「へた紫なす」は6月から9月の間だっきゃし、いまだに旬が在るがやちゃ。地元の野菜で旬のもんやぞ。食べな損ちゅうもんやて。