

芹は金沢では浅野川の伏流水に恵まれた諸江(もろえ)で大正の初めから作られとるげんちゃ。
諸江(もろえ)の芹ゃ日本中でもいっちばん茎がほそてぇ、葉っぱもきれいやし、いいもんねぇげんわ。ほやけど、作るがやら収穫がいじるかしいげんて。それに採る時も、ものせん寒いとっきゃがいね、ほやし後継ぎたがるもんがおらんげんわ。そんでぇ年々採れる量も減っとるげんて。こりゃよーないがんないかいね。
栽培もんでないやっつぁ、じべた這うがんみたいに茎伸ばして、競りおうように新しい枝出すげんて。ほっから「せり」ちゅう名前付いたんらしいわ。きっついやっちゃわいね。七草がゆに入れる「春の七草」の中でも、よう知られとるがんないけ?