酒の失敗談・ご無体なお客様

酒の失敗談・ご無体なお客様

Dec 29, 2020

新しい年の始まりは不安だらけ...

どうか、どうか、平和で希望ある一年になってゆきますように

日本人の底力を信じたい

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新年のおすすめ地酒は、12月に引き続き『しぼりたて新酒』です

あたたかか~い部屋でキンキンに冷やした『しぼりたて新酒』をお楽しみ下さい

これ以降も新酒が続々と入荷予定!お楽しみに♡

 

新年のトップのお酒は能登半島の突端、櫻田酒造さんのおめでたいお酒『大慶』から始めたいと思います

 

【酒の失敗談・ご無体なお客様】

1月6日、新しい年の仕事始め翌日のことです。

Go Toの一時停止もあって金沢の街中はひっそりとしています。

こんなにもご来店が少なくて暇であっても新年度はやるべきことが山ほどあります。

台帳類もすべて新しくしなければならないので(落ち着いて作業が出来てこれはこれで良いな)などと思っていた矢先、ご年配の女性の方がお一人で入店されました。

「萬歳楽あるけ?」

「萬歳楽の何でしょうか?」

「知らんわいね」

知らん物を欲しいと言われても、有るか無いかすらお答えできませんが。

「今、市場館の2階の店で飲んできた萬歳楽が欲しいがや」

「そのお店で萬歳楽の何というお酒を頼まれたのか覚えてませんか?」

「知らんわいね」

・・・これって途方にくれるやつです。こっちが言いたいわよ「知らんわいね」と。

「まあいいわ。この店にある一番小さいサイズの萬歳楽の中で一番安いが出して。」

で、吟醸の『菊のしずく』を冷蔵庫から出してお見せしたのです。

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(ここから長引くパターンになるんだろうなぁ)と覚悟したのですが以外にも素直に「それで良い。一回飲んでみるわ。」と言われホッとした次第です。

「包まんでいい。瓶も要らん。」

「包まなくていい」はわかるけど「瓶も要らん」とはどういうことなのでしょうか?その本意が理解できずボーっとしているとお客様ご自分のバックの中から小さなペットボトルを取り出しました。どうやらそのペットボトルに移し替えるおつもりのようです。

(でも何で?)

(瓶が邪魔ってこと?)

出された小さすぎるペットボトルを見て慌てて言いました。

「こちらのお酒は300MLですのでその中に全部入りませんよ」


「あら、ほうかいね」

 

次に出してきたのは500MLのペットボトルでしたが飲み残しの飲料が入っています。飲み残しをさっきの小さなボトルに移すとお酒をそのまま入れようとされたので、慌てて「中、ゆすぎましょう」と提案しました。ゆすぐとなにやらおかしな匂いがプンプンします。一体中身は何だったのでしょうか?

水を入れてシャカシャカしていると「そんなにきれいにしなくていいから」ともぎ取られてしまいました。そしてお客様がこうおっしゃったのです。

「この底に残った水はここに捨てていいか」

指さされた先は、当店の包装紙を入れてあるケースです。ダメに決まってます。

ふと見ると、ペットボトルにお酒を移していたはずのお客様がいきなり瓶のまま飲み始めています。つまりラッパ飲みです。

え~、えーーーーーーーー

「だってあんた、飲んでみんとわからんやろ~」

お客様、この私、何も申し上げてはいませんが、顔がそう言ったのでしょうね。

 

 

・・・そう、遠い昔にも同じようなことがありました。

カップ酒を買われた男性が「ここで立ち飲みして良いか」と聞いてきたのです。

「当店は立ち飲みはお断りしております」

それを聞くや否や床に体育座りしたお客様がカップ酒を一気飲みしたのです。確かに立って飲んではいないけど、そういう意味じゃなかった・・・。

あの時と一緒。呆気に取られている間の一気飲みです。

なんと大胆な。

そしてなんとご無体な。

 

まあ、一番心配したお代はちゃんとお支払いいただけたので良かったです。

「良かったらまた来るわいね」とのお言葉を残して去って行かれたその後ろ姿に(また来なくてよいです)と念じた私です。

 

ご無体なお客様のご来店で新年早々なにやら不穏な空気満載の幕開けとなりました。

どうかどうか少しでもこの一年が良き年になりますように・・・・・・・。

 

 

 

酒の失敗談・酔っ払いらしい酔っ払い

酒の失敗談・酔っ払いらしい酔っ払い

Nov 30, 2020

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今年の暮れは大雪になるらしい金沢です

12月は一年で一番忙しい月

そこに【雪すかし】の重労働が加わってへとへとのうちに新年を迎えるパターンになりそうな予感...

 

とにかく心身ともに踏ん張りどころってことです

 

さて、『新 酒』が毎日入荷してきています

今月は、もちろん『新 酒』のご案内になります

お付き合いくださいませ

 

【酒の失敗談・酔っ払いらしい酔っ払い】

とある日の朝。

この目に飛び込んできた光景がこれ...

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写メりながら自分のアホさ加減に吹き出してしまいました。

言うまでもなく深酒して開けた栓をぶっ飛ばして探せず、テッシュで栓をしたようです。何故テッシュなのか? ラップを取りに行くという選択肢はなかったのか? 

兎にも角にも酒を沢山飲んで日々このようなことを繰り返している私です。

 

さて、さて、

11月は目まぐるしく時間が進み、その疲れからか幽体離脱しそうな感覚に襲われることもありました。本当に色々あって疲れ果てていたダンナと私を見かねた弟夫婦が慰労したい言ってくれ、会食に招待してくれたのです。

会場は以前この【酒の失敗談】に載せたことがある超個性的な女将のいる高級すし店です。

寿司命の娘が他県に行ってしまう前に「大好きなお寿司をお腹いっぱい食べさせてあげたい」と母が招待してくれたものの女将との意思の疎通が上手くいかず、早々に引き上げてバーで飲み直した悲しい思い出の店です。

店へと歩く間、あの時の苦い経験を思い出していました。今度はちゃんと思い通りに飲み食いできるのか。もしまたダメならすぐそばにある老舗の洋食店でワインって手もあるななどと常に頭の中は「酒」。

マイナス思考のこの私、以前と同じ個室に通されて更に嫌な予感しかしません。

お酒は弟一家のCEOである嫁の「私、熱燗がいい!」の一言で全員熱燗に決定です。日本酒をこよなく愛する私の望むところですが、これも日本酒好きを知っての優しい配慮なのでしょう。

ところがです。

この熱燗徳利が小さいのなんのって...。(これって一合入るのか?)っていうサイズ感です。おごってもらう分際で「こんなんちいせ~わ」とも言えず、小さすぎる徳利をガン見していたら「もっとでっかいがないけ」と弟が聞いてくれましたが熱燗用の徳利はこのワンサイズのみとのこと。なのでみんなでシェアした徳利は一人一本を飲み切る形にして個々に頼むことにしたのですが案の定速攻で空になってしまいます。一体何度お代わりの鈴を鳴らしたことでしょう。

仕舞には注文を取りに来た女将がお代わりの多さに笑い始めました。そして私に向かってこう言ったのです「お宅飲めるげんね~」と。女将さん、この私が酒も飲めない軟な女に見えましたか。ふっ。

楽しい時はあっという間に過ぎました。

嫌な予感に反して腹いっぱい寿司を食べつくし、飲みたいだけ酒を飲んで大満足でこの店を後にした我々です。(あ、弟が支払った金額は恐ろしくて聞けませんでした)

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弟夫婦と別れた後、「待てまんや~」とひ弱な声を上げるダンナを置き去りにして爆笑しながら猛ダッシュして帰った私です。

ヘルニアでしびれた私の足は、酔った時だけ長距離が歩け、めっちゃ軽快に走れるモードに切り替わります。

酔っ払いとは、まことに不思議なものですね。笑笑

 

 

 

 

 

 

酒の失敗談・やめていただきたいお話

酒の失敗談・やめていただきたいお話

Oct 29, 2020

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マスクの息苦しさが、寒さ対策に変わる季節になりましたね

汚い顔もそれなりに隠せるからいいかって感じにまで思えるようになりました

時代が予想もしなかった風に変わった気がします

 

さて、11月中旬よりいよいよしぼりたての『新 酒』が出始めます

今月は、その前半15日までに発売される『新 酒』を中心に、ここ最近入荷の品をご紹介したいと思います

 

【酒の失敗談・やめていただきたいお話】

当家の親戚一同本当に仲が良く、例えばオジやオバや他県に住む従妹たちともしょっちゅうLINEやメールをしあう仲です。近くに住むオバとは誕生日プレゼントの交換も恒例になっています。

今回はそのオバの誕生日プレゼントを廻って巻き起こった「やめていただきたいお話」です。

 

10月のオバの誕生日...

おしゃれなオバに何をプレゼントしようかと一人悩んでいました。絶対要る物なら[ビール]ってことですぐ決まるのですが(それもなんか面白くないなぁ)などと思案していた時、パッとひらめいたのです。ウチで使っている食事用の木製プレートと同じような品を贈ろうと。それに夫婦揃いでサイズ違いのお茶碗と箸置きを付けてメッセージカードを書きました。

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「仲良く向き合ってこのプレートの上に松茸ご飯を乗せて食べてください。ちなみに松茸はご自分で購入願います」と。

我ながらナイスなチョイスが出来たとうっとりしました。ただ、プレートを見ながら延々と悩んだのはそのサイズです。一汁三菜を載せるなら[大]だし、グラスとさしみ皿程度なら[中]が良い感じ。

迷いに迷った挙句、[大][小]を兼ねるのことわざに従って[大]に決定したのです。

当社で働くオバの連れ合い(オジ)にプレゼントを託して、その喜ぶ顔を思い浮かべていました。

プレゼントしてから休みを挟んで3日が経ちました。ここで(あれ?)っと思ったのです。オバはいつもプレゼントをするとすぐさまありがとうメールをくれるような人です。(気に入らなかったのかな...)少し不安に思っていた時でした。プレゼントを託したオジが私を見つけ手招きしてこう言ったのです。

「うっちゃ狭いさけ、あんなでけーもんもろても使えんげんわ」

↑(方言を訳するとつまり)「ウチが狭いから、あんなに大きな物を貰っても使えないんですよ」

言われた瞬間(しまった)と思いました。

(ああ、だからありがとうメールも来ないんだ)

良かれと思って贈った品がやっかい物でしかなかったと知り、正直ショックでした。

それから数時間後のことです。オバから予想外のメールが届きました。

[昨日あのお盆に食事を載せていただきました。いつもあんたからのプレゼントが楽しみです。ありがとう♥]

へっ? そうなの? ほんとに? それにすぐさま返信しました。

「使えたん? でかすぎて使えんって言われたから心配しとったんに大丈夫やったんや~。良かったぁ。」

軽い気持ちで返信した後、速攻でオバから電話が入りました。

「あのダラ(バカ)があんたにそんなことを言うたんか?使えんて言うたんか?何考えとるがやあのダラ。本当にごめんね。堪忍してね。」

ヤバいことになりそうな予感...もうそれしかありませんでした。

「頼むからこんなことでケンカしんといてね。ぜんぜん気にしてないから。使ってもらえて良かった~」

この電話から5時間ほど経ったでしょうか。再びオバからの電話です。その声は怒りで上ずっているようです。

「あのダラ、あんたのウチに行ったけ?」

嫌な予感的中です。あの電話の後、酒を飲みながら話がどんどんエキサイトして大げんかになったらしく...

オジ「ほんならワシ、今から謝りに行くわいや(怒)」

オバ「あんたそんなに酒飲んどって運転なんかできんやろいね(怒怒)」

オジ「タクシーに乗って行くわいや

この会話の後、オジは酔ってデロンデロンの状態で家を飛び出し行方不明となった模様。

...しばらくして駐車場の車の中で真っ赤な顔して爆睡しているオジを発見したとの連絡が入りました。

駐車場にプチ家出か~い

どうやらこの日オジは寒空の下、車中で一晩を過ごしたようです、、、。

お盆の[大][中]の選択を誤った私のせいで『離婚』?『消息不明』? はたまた『家庭内殺人』か?

こんな小さなことで...ホントやめていただきたい。こちらもとことん肝が冷えた晩でした。

酒が入ったケンカはかなりヤバいことになるってことを改めて認識した次第です。気ぃつけよっと。