加賀つるまめ

tsurumame

やさしい色合いに似合わず味はかなりのしっかり者
「つるまめ」はまるでお袋様のような「加賀野菜」です。

やさしい色合いと野趣あふれる独特の香りが特徴。全国的には「千石豆」の名で流通している。ほかに「藤豆」「隠元豆」と呼ぶ地方もある。関西、北陸地区の家庭料理用でほかの地方にはあまり出回らない。煮物が主だが、天ぷら、炒め物、和え物などにも適している。

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つるまめ」は莢(さや)を野菜として食べる豆の一種です。おもに関西や北陸地方の家庭料理に使われている食材で、他の地方にはほとんど出回りません。

長さは10cmほどで、へん平な鎌のような形をしており、先端がくちばしのようにカーブしています。その先にあのヒゲと呼ばれるものがついています(このヒゲが白くて美しければ、まず新鮮だと思って良いでしょう)。

緑白色のとてもやさしい色をしていますが、赤紫色の混じるものなどもあるようですし、莢は緑でも中の豆が金時色をしているものもあります。

莢全体に短い産毛のようなものが生えており、これが独特の触感を生み出します。汁の絡みが良いので、当地ではもっぱら煮物として食べられていますが、天ぷらや和え物・汁の実や炒め物にして食べることもあります。色が美しいのでサラダなどに利用しても良いでしょう。

 

「つるまめ」っちゅうがは乾物の豆じゃなあて、莢食べる方の豆ながやて。だいたいが関西とか北陸地方の家庭料理に使われとるだけの地味~な食材で、他ではあんまし出とらんらしいわ。ま、ここらでもそんな人気者ちゅうわけでもないげんちゃ。ちょびっと癖もあるしね。

ほんでも見かけはけっこうきれいねんよ。莢の長さは10cmぐらいで、ペチャンコの鎌みたいな形、先っちょが鳥のくちばしみたいながに曲がっとるげんて。そのくちばしの先に白いもん付いとるげんけど、これ「ヒゲ」って言われとるもんねんちゃ。このヒゲが白てきれいやったら、その豆古しいもんでないわ。

色は上品な薄緑色しとるけど、赤紫色の混じっとるがも有るちゅうはなしや。莢の中の豆の色かって、普通は莢とおんなじ薄緑色ねんけど、ちょっとひねたやつなんかは金時色やったりするし、煮たら黒~なったりすることもあるげんわ。そんなとこ見ると、やっぱどっかにその赤紫色の血ぃみたいなもんが混じっとるげんろね。

莢にゃみしけー毛が生えとって、これが煮たときのあのつる豆らしさの元んなっとるげんろね。家やったらほとんど煮物にしかせんけど、天ぷらとか和え物・炒めもんなんかにすることはたま~にあるわ。色きれいやさけサラダなんかにしてもいいと思うし、汁の実にする人もおるちゅうはなっしゃ。

この辺じゃ「つるまめ」のこと他の名で呼ぶこたあんまし無いけど、全国的には「ふじ豆」って呼ばれとるげんて。ほれはつる豆の花が藤の花を逆しまにしたような花やからねんて。

「千石豆」(せんごくまめ)て呼ばれることもあって、それはここらでもたまに聞く名前やね。なんやら、莢の形が千石船に似とるさけっちゅうことらしいわ。それと、たんと採れる(千石も採れるちゅうかさだかなたとえ話や)とっからきとるげんと。

他にもなんやらいろんな呼び方あるらしいけど、石川県の「つるまめ」っちゅう名前は「蔓無し豆」(つるなしまめ)からきとるがんないかな~と思うわ。

ほんで、関西の方じゃ「いんげん豆」って言うこともあるげんて。ほりゃ17世紀に隠元ちゅう「ぼんさん」が持ってきた豆やさけ、ほう呼ばれるようになったがやてゆうこっちゃけど、細長い方の「いんげん豆」知っとるやろ?あれとどっちがぼんさんのもってきた豆なんか、はっきりせんげーて。多分「つるまめ」の方がそうらしいげんけどね。

ま、そんなこっちゃわ。

豆類はビタミンB郡が多く含まれ、そのバランスも良いのが特長です。ビタミンB郡は体内の代謝を助け、夏の疲れを取り除きます。また食物繊維やミネラル類にも恵まれた食品できすので、食欲のない時もほんの少しでも食べて、発芽し育っていく豆の元気をいただきましょう。

旬の時期

6月下旬~9月

主な産地

小松市・花園地区

効能

ガン・疲労回復・便秘・動脈硬化・夏バテに効果があります。

つるまめの呼び名いろいろ

  • 「つるまめ」は一般的には「藤豆」(ふじまめ)と呼ばれています。これは初夏から秋にかけて藤を逆さにしたような花が咲くところから来た名前です。
  • 「千石豆」(せんごくまめ)と呼ばれることもあり、こちらの方は莢の形が千石船(せんごくぶね)に似ているところと、収量が多く千石も採れるという話から来ているようです。
  • 他にも芭蕉豆・緑大莢・紫莢・白花藤豆・松本蔓無など地方によりいろいろな呼び名があります。
  • 石川県の「つるまめ」という呼び名は「蔓無し豆」(つるなしまめ)から来ているようです。
  • また関西では「いんげん豆」と呼ばれることもあります。これは17世紀に隠元禅師によって伝えられた豆だからということですが、一般的に知られているあの細長い「いんげん豆」と、どちらが本当に隠元禅師によってもたらされたのか、諸説あるようではっきりしません。

 

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