酒の失敗談・多重人格

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子どもたちが小さかった頃、よく友人家族とキャンプに出掛けたものです

あれから十年以上の時を経て家族だけの大人キャンプにチャレンジしてみました

行く前「邪魔くせ」って思ったけれど、

炎をただず~っと見ている心地良さを再び知ってしまった...

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遊んできてすっかり疲れました やっぱ年だなぁ...

 

さて、今月も『ここ最近入荷のお酒』からのチョイスです! お付き合い願います

 

【酒の失敗談・多重人格】

何年か振りでやってしまいました、リバースをです。

夜中1時を過ぎたころそれはやって来ました。(気持ち悪い...)そう思った途端に夕食が頭をよぎりました。「その日食べたものは何と何?」と言われてももはや思い出せないのですが、強烈な印象の1品だけは蘇ります。

さかのぼること6日前の日曜日。ダンナが大野の漁港にある[いきいき魚市場]に行きたいと言い出したのです。スーパーでは手に入らないような朝採れの新鮮な魚介がずらりと並ぶ市場です。ですが確かあそこは夕方4時には閉まります。すでに3時を過ぎており、「いまさら行って何があるのか」と文句を言ったことを覚えています。案の定立ち並ぶ店は既にシャッターを閉めていて一番手前の一軒だけが辛うじて片付けの途中でした。

[ふくらぎ][さば][あじ]の三択しかありません。[ふくらぎ]は二人で食べるにはでかすぎるので[さば]を選んですぐに店を後にしたのですが市場のある漁港までは家から結構な距離です。このまま帰ってしまうにはちょっとばかしもったいないので近くにある醤油蔵に立ち寄って人気の醤油ソフトを食べて帰ろうということになりました。

醤油ソフトを食べ、あてもなくショップを見て回っていると旨そうなものを発見したのです。見つけた鶏肉の醤油麹漬けはそのまま焼いても揚げても美味しくいただけるとのことで即購入決定です!

...とても長い前置きになりましたが、ここで買ったこの鶏肉の醤油麹漬けがリバースの犯人に違いないと確信した私です。

ただ、決してこちらのお店さんが悪いのではありません。買ってから6日間放置してあったのです。解凍されたまま放置されたそれを一体いつ食べるつもりなのかと思っていたその日、食卓に上がったという訳です。

(これって解凍してから何日持つやつ?)そんな心配をよそにそれはとてもとても柔らかくおいしゅうございました。

ですが、その柔かさは糀に漬け込まれたからだけではなかった。ほんのり薄ピンクの部分があったのですかさず指摘すると「大丈夫やわいや」そうダンナにかわされたのです。

 

気持ち悪いと思った瞬間、鶏肉のピンク部分が速攻で夢枕に立ちました。

[気持ち悪い+夜中3時の犬との一時間散歩]が頭の中をよぎるとハラハラと涙がこぼれました。どうせ散歩を代わってくれと言っても無理に決まっています。これまでも体調が悪いと訴えても一度たりとも交代してくれたことのないダンナですからそこには絶望しかありませんでした。もうどうにもこうにも我慢できない体調の悪さに泣きのひと声を上げてみました。

「あの鶏肉のせいで吐きそうやし、今日だけ頼むから散歩代わって欲しい」と。

ここで初めてYESの声を聞いた途端、リバースです。

 

 

...朝の来ない夜はない。確かに。

地獄のような夜は終わり朝が訪れました。

一時間の散歩が無かったのと薬が効いたようでなんとか会社に行けそうです。さすがに朝食を食べる気にもなれず、洗った食器を片付けようと台所に立つとそこには麺類を食べた残骸がほったらかしになっています。こちらが体調が悪いと知りながらちらかしたままにしてあることに小さく腹が立ちました。散歩を代わってくれた恩などすぐに忘れ、生焼けの鶏肉を向かわされたことにも今更腹が立ってきました。(大丈夫だと言ったくせに..。)

同じものを食べても体調を崩すのは決まって私だけ。ずいぶん昔、二人で牡蠣のフルコースを食べた時もそうでした。その店で今でいう[ノロ]のために何十人も客が病院送りなりました。私もその一人でしたが、同じものを食べたダンナはまったく異常なし。どうやらやばいものを食べてもへっちゃらな免疫が幼いころから備わっているようです。

 

その日の晩御飯、ようやく食べ物を口にすることが出来るようになった私です。

「夜中にラーメン食べてんろ?」

それに反応して思い出したようにダンナが言います。

「ワシじゃねーし。お前や。何か食うてあったわいや。ぜってーお前や。」

私?

私じゃねーやろっ。

知らんよ。

だって、知らんもん、ほんとに...。

ダッラおめえ、鶏肉食うてゲロ吐いたんじゃなくて、食い過ぎて飲み過ぎとるだけやろいや、ダッラ

 

「ダッラ」とは金沢弁で「バカ」を意味する言葉ですが、「ダ」「ラ」の間に小さな「ッ」が入るとめっちゃ力の入った最上級の「ダラ」ってことになります。

 

まったく身に覚えのないことを言われて唖然とした私を更に唖然とさせたのは空になった一升瓶の姿。

一升飲んだとは言いませんが、かなり上のラインまであったはず。

 

この口が勝手にラーメンを食うたなど欠片も記憶にございませんが、ピンク色の鶏のせいにしちゃだめだったってことね。ここまで記憶が無いとは、、、もしかして多重人格?

心底呆れた顔で「ダッラ」をダブルで言われても返す言葉がなかった出来事でした。

 

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