酒の失敗談・負けたくない女

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はや一年の半分が過ぎましたね

 

母国でのオリンピックまであと僅かだというのに何やらあまり晴れやかな気分とはいきませんが

どうか無事にオリンピックが開催され、

アスリートの皆様が悔いなく自身の力を発揮できますようにお祈りします

 

不安は尽きませんが、

日本なら乗り越えられる 

そう信じています

 

さて、7月はお酒の発売の面では静かな月ではありますが、

『ここ最近入荷の品』から何点かチョイスしてご紹介したいと思います

 

【酒の失敗談・負けたくない女】

休日の朝、首周りのものすごい違和感で目覚めました。どうやら思いっ切り寝違えたようです。

「だれか~、だれか助けて」

「だれか」と言ってもダンナと犬しかおりませんが...。数メートル先で豪快なイビキをかいて爆睡している「だれか」に向けて声を振り絞りました。

 

その日は私にとってとてもとても大切な日でした。

20年あまり会っていなかった中学時代からの友人の一人が東京から墓参りの為に帰省すると言うので当時つるんでいた4人で飲みに行く約束の日でした。

(こんな大切な日に何でこんなことに)

頭を自分の両手で支えて起き上がろうとジタバタするのですが、日頃から腹筋の1回もできないこの身です。尻を軸に左右に小さくプルプルするところまでが限界でした。

「頼むぅ。起きてぇ。」

ようやく気付いたダンナに無理やり引っ張り起こされ、痛さに悶絶しました。

「今日、どうしてもみんなに会いたいから当番医に連れて行って欲しい」

数日前から話してあったのでこの日をどんなに楽しみにしているかは知ってくれているはずです。

その日の当番医は、以外にも職場からほど近くの整形外科でした。休日だと言うのに身体を病んだ人で待合席はいっぱいです。

問診➡レントゲン➡診察 そこで医者様が言うのです。

「骨に異常はないね。あなたの言う通り寝違いやね。ところであなた自分の首の事知っとるね。これを見なさい。」

そう言って分厚い医学書から首の写真を見せられました。

「これ普通の人。そしてこっちのレントゲンがあなたの首。わかるね。全然違うでしょ。これはねストレートネック。あなたの首には生理的湾曲が無いでしょ。」

今どうすることもできない話などどうでも良かった。(とっととこの痛みを楽にしてくれればそれで良いから)そう思いました。

「痛み止めの薬と湿布出しときます」

「先生、お願いです、注射してください。痛み止めのブロック注射を打ってください。今日、どうしても外せない予定があるんです。」

「ブロック注射か・・・。ん~、外せない仕事があるのはわかるけど今日は安静にして休んだ方がいいけどね。」

「ダメです。どうしても行かなければいけないんです。這ってでも行かないと。」

飲みに行くために這っ行くなどと口が裂けても言えるはずもなく、勝手に勘違いされた大切な仕事ってことで何とか痛み止めの注射をゲットした私です。

さて、夕刻、友人たちとの待ち合わせ時間です。

気力だけでなんとか体調を整えた私は無事に友人たちと再会することが出来ました。真夏だと言うのに首の周り中を湿布でガチガチに固めて今朝の出来事を熱く語る私でしたが、痛みの見えない友人たちにはこの頑張りが伝わったとは思えませんでした。

お尻からボルタレンを入れての乾杯ビール、四人でワイン一本を空けたところで二軒目へと店を替えました。

体内にアルコールが入ったことで良い具合に痛みも薄れ、徐々にいつもの調子を取り戻しつつありました。本来ならダンナに感謝し、みんなと再会できただけでも恩の字のはずです。四人のうちの一人が「芋ロック(芋焼酎ロック」と口にした時、私の中の小さな闘争心に火が付いたのです。「私も芋ロック!!」

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気付けば焼酎のボトルは2本目に突入です。このあたりから私の高速トイレ攻撃が始まったのです。飲んだら出す。飲んだら出す。

トイレの鏡に映る自分の顔はものすごく酔っ払っているというのに、片や相手の方はスタートした時と何ら変わらぬ顔をしてまともに会話をしてガンガン飲み続けているのです。かつてこんな場面があったでしょうか?私よりもアホみたいに飲む女(こいつ化け物か?)。アルコールの力を借り、もはや首の痛みなどみじんも感じない域まで到達していました。

そして2本目のボトルが空になった頃、トイレに行こうとしゃがんだ時にダンゴムシのように床にすっ転がりました。正確に言うと腰が抜けた状態です。ひっくり返ったまま笑いがヒーヒー止まりません.....。すっ転がって笑う一人と、それを指さして爆笑する三人。一気に中学生に戻ったようでした。

カウンターの中からあきれ顔で私を見下ろす店主。

負けた。

完全に負けた。

いや待て。(首が本調子なら勝てたのでは?)(これが日本酒なら勝てたのでは?)

この敗北だけは何としても認めたくなかった私です。

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酒に対しての貪欲さ。もっとほかの事でこの負けず嫌いを発揮すべきだと思うばかりです。

 

 

 

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