【酒の失敗談・「好き」と言われて】
Apr 29, 2022
自宅玄関に「スズラン」が根付いて数年経ちますが
ほったらかしなのに季節になるとちゃんと伸びてカワイイ花を咲かせてくれます
花っていいな~
癒されますね
さて、今月も『ここ最近入荷のお酒』からのご紹介です
お付き合い願います
【酒の失敗談・「好き」と言われて】
三月某日のこと。
お酒を届けに来られたある蔵元さんから突然の告白です。
「下のお名前教えてください。私、あなたのこと好きなんです。」
こんな私の一体どこが気に入ってそう言って下さったのやらわかりませんが、身に余る光栄とはこのことです。これが嬉し過ぎて調子に乗った私、この話を家族に耳タコでしまくってました。すんげ~自慢バナシ~ぃ(笑)
生きてることが楽しく感じる「好き」って言葉。最高です。とてもお綺麗な彼女は見ているだけでキラキラと輝く太陽のような方。あれ、もしかして相思相愛か?
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「好き」
この言葉で忘れられない過去があります。実のところこの話はずいぶん前の[酒の失敗談]に載せた話ですが、ほぼウチの親戚とダンナの友人M山さんしか読んでいないので二度目にクレームもないでしょう。
話は随分と前の柿市『新年会』にさかのぼります。
柿市の『新年会』はとにかく凄まじいのです。何が凄まじいかって、、、ちょっとここには書けないことがほとんどです。会場は毎回お客様のところを使わせていただくので、そのお客様を担当する者は気が気ではない状態になります。何事もなく平和に終わったためしのない柿市『新年会』です。
その年の『新年会』も盛り上がっていました。カラオケ付きの場合は例外なくトップバッターが決まっていて、曲目までも強制的に決められてます。トップバッターは中堅社員Bちゃん。曲は「ギンギラギンにさりげなく」。もはや懐メロですが、これが決まりです。彼の歌声(?)を聞いて安心して次々と歌いだすという流れになっています。
宴もたけなわの頃、私はトイレに行くために席を立ちました。ある円卓近くを通った時、もうすっかり出来上がった様子のK社員が大声で放った言葉にピタリと足が止まりました。
「ぼ~く~は~、前からレイコさんの事が好きだったんですよぉ~。」
突然の告白にそのテーブルのメンバーが一斉に私を指さしました。 普段、青ずんべ顔で働くK社員のあだ名は『青虫』。振り返って私のことを見た『青虫』がこう言ったのです。
「あ~、こっちのレイコさんじゃな~い。僕が好きなのは綺麗な方のレイコさんで~す。」
( ゚Д゚)ハ~ア~?
一瞬みんなの表情が凍り付きました。私のことを哀れと思ったのでしょう、そのうちの一人が焦って言います。
「おい、お前、それはあんまりの言い方じゃないか。なんか別の言い方ってもんがあるやろ。」
そう言われて次に『青虫』の口から出た言葉は…
「ごめんなさ~い。言い直します。僕が好きなのは~、スタイルの良いほうのレイコさんでした~。」
酔っ払いとはなんと素直で正直な生き物でしょうか。
こうしてあっさりと[汚くてスタイルの悪い方のレイコさん]認定された私です。ま、本当の事なので別に怒ってもいませんが、この日のことは結構頻繁に思い出します。かなり執念深い性格です。ちなみに『青虫』は、私が念じたわけでもありませんがいつの間にか柿市から去っていきました。
さてこの日カラオケでトップを飾ったBちゃんは、自力で立ち上がることも出来なくなり車いすが用意されました。やっぱり毎回超ご迷惑の柿市『新年会』ですが、ここ3年新型コロナの影響で開催されておりません。
年二回の『バス旅行』、夏の『駐車場BBQ』、そして社長規格の高価商品争奪戦が行われる『新年会』。どれをも経験していない新入社員に柿市の真の姿を見せてあげられるのはいつになるのでしょうか。どうか近い将来叶いますようにと切に願うワタクシです。色々あるけど、やっぱ楽しいもんね。
【おまけの話】
眉間の縦シワに始まって、顔中の横やら斜めやらにシワが群生して買ってみた「シワ改善クリーム」。多分まだ2,3回しか使ってなかったはず。久々に使おうと開けたら空だった。犯人はダンナ。自分の「かかとつるつるクリーム」だと信じてガサガサのかかとにぬりぬりしていたことを自白。
何やってくれとれんて(怒)入れ物のビジュアルまったく違うやろ、か~え~せ~~~