源助だいこん

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冬の「加賀野菜」「源助だいこん」(げんすけだいこん)はとろけるうまさ

長さ30cm弱、太さ10cmあまりの太くて短い外見。旬の時期も短い。小ぶりなところが少人数の家庭用として向いているともいえる。肉質がやわらかく煮物に最適。漬物もおいしく、郷土料理の「大根ずし」にもこの大根が使われる。

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「源助だいこん」は昭和10年代に金沢の打木地区で、練馬系の打木在来種の太さと柔らかさ、宮重系の源助総太の甘さを生かして自然交配を行い、作りだされた「加賀野菜」です。

直径8~10cm、長さが30cmほどのコロンとした形で、甘みが強く、ふろふきやおでんなどにするととろけるようにおいしいと言われ、関西方面でも人気があります。

近年大根といえば青首大根一辺倒で、それはそれでおいしいのですが、せっかく地元においしい地野菜があるのですから、もっと各家庭で使ってほしいものです。

価格も決して高くありませんし、一年中手に入る青首大根とは違い、旬の時期の短い本来の地野菜です。見かけたらぜひ「こうてみまっし」。

「源助だいこん(げんすけだいこん)」ちゃぁ昭和10年代にぃ金沢の打木(うつぎ)でぇ練馬系の打木在来種の太いとことやらかいとこ、宮重系「源助総太」の甘いとこ生かして、自然交配して作った「加賀野菜」ねんちゃ。

太さは10cmぐらいやろねぇ、長さは30cmぐらいのみしけぇ~もんやわいね。あっじゃぁ~(味は)ほかのダイコにくらべたらあめ~がんねえかね。おでんやら煮物なんかにすると、とろ~っとしとっておいしいげんて。ほんで関西なんかでもけっこうこうてくれる人がおるげぇちゃ。

最近じゃダイコちゅうたら青首大根ばっかしやがいね?ほりゃほれでおいしいげんけど、せっかく地元においしいもんあるげぇし、もうちよっとつこうてみてもいいがんないかいね?

値段も安いよ。青首なんか一年中あるがいね?旬の時期のある地物買わんとだっちゃかんて!こうてみまっし。漬けもんやら煮物やったらぜったい源助の方がおいしいって、ほんとや!

大根の栄養学的利点は消化を促すジアスターゼや発ガン物質を分解するオキシダーゼなどの豊富な酵素類です。これを活かすには生食がベスト!焼き魚に大根おろしはこの点からも良い組み合わせです。大根の葉は「すずしろ」と呼ばれる春の七草のひとつです。ビタミン・ミネラルが豊富で本来の大根よりこちらの方が体に良いかも知れません。

旬の時期

10月~12月

主な産地

打木地区

効能

  • 風邪には大根をハチミツ漬けにした汁を飲む、咳・痰には大根のおろし汁にハチミツとしょうが汁を加えお湯をそそいで飲む。
  • 消化不良や二日酔い歯茎の腫れ、食欲不振の時は大根のしぼり汁を飲む。
  • 口内炎には大根おろし、肩こりややけどにはおろし湿布が効果があるといわれる。
  • 冷え性・腰痛・肩こりには大根葉を干して入浴剤に。

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